弘前に初めてカトリック宣教師アリべ神父(パリミッション会)が福音伝道の第一歩を記したのは1872年のことでした。1882年、現在の教会敷地を所有し、1910年にモンダナ神父(ドミニコ会)が聖堂を新築し現在に至っています。
建物は、尖塔を有するロマネスク様式の木造モルタル作りの聖堂です。
内部正面の祭壇はオランダの首都アムステルダムの聖トマス教会にあったものを、当時の主任司祭コールス神父(ドミニコ会)が弘前教会のために譲り受けたものです。この祭壇は、建築家イ・ア・オールの手によって1866年に完成し、ベルギーのアントワープで開かれた展覧会で最優秀賞を受けたものです。
JR弘前駅から弘南バス 浜の町方面行き 10分 弘前文化センター下車
祭壇は全てナラの木で細工されたゴシック様式のものです。またステンドグラスは、1984年カロン・ジル神父(ケベック外国宣教会)の作品で、旧約・新約聖書を題材にしたもので、訪れる人を温かい光で迎えています。
当教会は約3000本の桜を有する弘前公園に近く、信徒数327名を数えます。教会には信徒役員会、聖体奉仕者の3グループ(社会問題・病者・集会祭儀)、典礼委員会、日曜学校、女性部(マリア会・ともしび会・その他会)、男性部(ヨゼフ会)などがあります。
聖堂は、ミサの時間以外は観光客のために終日解放しています。
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