地上に平和を Let there be Peace on Earth, and let it begin with me
地上に平和を
日本のカトリック教会は、8月6日から15日までを、平和について考え、平和を祈る期間としています。この慣習は1982年にさかのぼり、当時の日本のカトリック司教団が毎年恒例の「日本カトリック平和旬間」を制定したことに由来しています。
この決定は、1981年2月に広島で教皇ヨハネ・パウロ二世が述べたメッセージへの応答でした。
「戦争は人間のしわざです。戦争は人間の生命の破壊です。戦争は死です。…… 過去をふり返ることは将来に対する責任を担うことです。……人類同胞に向って、軍備縮小とすべての核兵器の破棄とを約束しようではありませんか」。
8月6日は、1945年の広島への原爆投下の祈念の日です。そして、8月9日は、長崎へ原爆が落とされたことを祈念する日です。日本は、8月15日を第二次世界大戦の終戦日としています。
カトリック教会は8月6日に「主の変容の祝日」、8月15日に「聖母マリアの被昇天の祭日」を祝います。これらの日に、私たちが神に捧げる共通の願いは、絶えず私たちはキリストに似た者へと回心していくことです。
主イエス・キリストは、次のような教えを私たちに残してくださいました。「あなたがたも聞いているとおり、『隣人を愛し、敵を憎め』と言われている。しかし、私は言っておく。敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい」(マタイ5:43-44)。
果たして、これは可能なのでしょうか。
ロヨラの聖イグナチオに由来するとされる霊的な格言があります。
「すべてがあなたにかかっているかのように行いなさい。同時に、実際にはすべては神にかかっていることを知りなさい」
(この日本語訳は、「教皇ベネディクト十六世の2012年6月17日のお告げの祈りのことば『種のたとえ話』)。
このイグナチオの格言について、霊性に関する著述家たちは概して、私たちがたゆまず、切実に神の御業に取り組みつつ、神が私たちの努力を完成させてくださるよう祈るべきだと述べています。
最近読んだ本には、平和のために私たちがどのように働けるかというリストが掲載されています(And Morning Came, 著者 Megan McKenna『夜明けが来た』日本語に訳されていないと思います)。著者はそれを「平和のための連祷」と呼んでいます。ここではそのうちの7つを紹介しますが、皆さんが他の平和への一歩を見つけることを願っています。
- 明日には歩けなくなるかもしれない人々の足を洗ってあげましょう。
- 祈りの中で静かに叫びましょう。他者の痛みを心に留めましょう。
- 敵や自国の敵のために祈り、彼らのために赦しを請いましょう。
- 普遍的に考え、地域的・世界的に行動し、平和を追求する団体に参加しましょう。
- 非暴力的な言葉を学び、軍国主義的、攻撃的、あるいは他者を軽視するような言葉や概念を捨てましょう。
- 他の宗教の基礎を学び、その祈りや修行の一部を実践して、他者をより深く理解しましょう。
- たとえば、「平和があなたと共にありますように」、「こんにちは」、「ありがとう」、「お名前は」といったほんの数語であっても、別の言語を学びましょう。
私たち人間には、永続的な平和を築くことはできません。平和の訪れを信じ、平和が私たち自身から始まり、神が真の平和をもたらしてくださるよう祈りましょう。
- ( 教皇ベネディクト十六世の2012年6月17日のお告げの祈りのことば
『種のたとえ話』 )
Let there be Peace on Earth, and let it begin with me
We Catholics in Japan mark August 6-15 as days dedicated to reflecting on and praying for peace. The practice goes back to 1982, when the Japanese Catholic bishops instituted an annual “Ten Days for Peace”.
The bishops’ decision was in response to the message of Saint John Paul II in Hiroshima in February 1981:
“War is the work of man. War is the destruction of human life. War is death. … To remember the past is to commit oneself to the future. … Let us promise our fellow human beings that we will work untiringly for disarmament and the banishing of all nuclear weapons.”
August 6 is the anniversary of the 1945 atomic bombing of Hiroshima. The nation marks the end of the Second World War on August 15.
As Catholics we celebrate the Feast of the Transfiguration of the Lord on August 6, and the Solemnity of the Assumption of Blessed Virgin Mary on August 15. The common petition we lift up to God when we celebrate those feasts is that we be constantly transformed to the likeness of Christ.
Our Lord Jesus Christ left us this teaching:
“You have heard that it was said, ‘You shall love your neighbor and hate your enemy.’ But I say to you, Love your enemies and pray for those who persecute you” (Mt. 3:43f).
Can this be done at all?
- (Pope BENEDICT XVI’s June 17, 2012 Angelus Message, vatican.va)